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Top > 2006年06月
手痛い停滞日[登山行動3日目]
朝から小雪が降る天気で視界もない。

GPSがあるので,調査地の山頂カルデラ(4100m)へ行くことも可能な天気。
Chitinaで3日間,飛行機待ちをしてしまったため,Paulに予定より高いところに降ろしてもらったことを差し引いてももう予備日を持っていない。
迷うところだ。

続き▽
| 写真と日記と胸のうち | 07:24 PM | comments (0) | trackback (0) |
富士山の高さへ[登山行動2日目]

ほのかに彩雲が見えた。
彩雲については天空博物館さんの解説が詳しい。

以前に見た彩雲。

[2004年6月20日,アラスカ,デナリ]
高緯度地域や山でよくみられるのかなーと思っていたが実はありふれた現象だそうだ。
きっと,だだっ広い雪面を歩いていると,空によく目がいくから見つけられるのだろう。
また,山では天気の変化に気をつけていることも,山でばかり彩雲を見つけることと関連しているように思う。


続き▽
| 写真と日記と胸のうち | 04:10 PM | comments (0) | trackback (0) |
遊んでいるわけじゃないのよ[登山行動1日目その2]
キャンプ1(3300m)へ戻るとちょっと頭痛。
下ってくるときのスキーで張りきりすぎたか。
私は休憩,入れ替わりにDanとFrank,そしてAndyが再度,上へ向かった。
予備食料,燃料等を荷上げしてもらう。
1日中テントでぼーっとしているには天気が良すぎる。


下り,Frankのスキー。
うまいなー。
今回は皆スキー靴ではなく,クライミングブーツ。足首が固定されないので滑るのは結構ムズカシイのだ。
4人のメンバーの中で,彼が一番だった。
そして,このやろー。
左に見えているのが私の滑った後。クレバスに落ちるリスクを下げるため,登ったトレースに重ねて小曲げ。
落ちるようなクレバスがないことを登りで確認しているのでロープははずした。
Frankはロープはずした上に,登りルートの脇のまっさらな部分を気持良さげに滑っている。
このへんはまず大丈夫だろうけど。。。自分が我慢した分,ちょっと悔しい。
今回のメンバーは皆がそれぞれ経験を積んだクライマーなので,それぞれのやり方,認識がある。
そのあたりがテント周囲に壁を作る,作らないにも現れている。


Danちゃん,あれ!?


食事は外。雪の上にテーブルとイスを作った。
後ろに見えているのはランゲルスキー場(Mt. Wrangell Ski Area)。
リフトはありません。

| 写真と日記と胸のうち | 05:30 PM | comments (0) | trackback (0) |
高所順応[登山行動1日目その1]
昨日,予定(3000m)よりも高いところ(3300m)に直接飛行機で入ってしまったので,今日はキャンプ地を上げないことにした。

高いところで体を動かした後,しっかりと体を休めることで高所順応をすすめることが出来る。
高所順応と翌日の登山ルート作りを兼ねて,スキーを履いて散歩に出かけた。

フィールドアシスタントのAndyとロープを結び,高度を上げていく。
ロープを結ぶのは,万が一クレバスに落ちたときに引き上げてもらうため。


キャンプを振り返ってみた。
テントの周囲に見えるクレバス帯をみると,Paulがホントにちょうど良い場所に下ろしてくれたことがわかる。


高みへのステップ。
まっさらな雪面をすすんでいくのは最高に気持ちいい。

標高3650mまで登って引き返し。登り2時間弱,下りはスキーで10分!


クレバスを越えた。
下に写っているのは私のスキーの先端。右はクレバスの拡大図。
立っている場所はクレバスのラインの延長線上。
足元はスノーブリッジ(クレバスに積もった雪で橋が出来ている)か,それとも閉じているのか,わからない。

見えているクレバスは避けることが出来る。
怖いのはクレバスの割れ目を柔らかな雪が隠しているパターン。ヒドゥン・クレバス(Hidden Crevasse)という。
スキーは氷河上を歩くのにちょうどよい。
スキーの長さでも落ちてしまうようなクレバスはどこかで口を開けているか,クレバスの兆候がどこかに見えるから迂回出来る。

| 写真と日記と胸のうち | 12:30 PM | comments (0) | trackback (0) |
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